『心の枷』

数年前の私の精神が奈落の底に落ちたとき

完全に救い上げてくれる人は居なかった


とある親しかった友人の言葉は酷かった

這い上がろうとしていた自分を再び蹴り落された気分だった


私の深い悲しみを嘲笑うかのような発言で 目を疑った

私の心が参っているからかと思ったが 違った


略冷静な気持ちの今 その人のメールを読み返しても

その時の目を疑った言葉に対する気持ちは変わらない…


怒りも通り越して今は思う

同じ経験をしない限り 人は解りあえないものだと

 

どんなに願っても もう二度と成しえないこと

私のネックはそこにある

心の地雷はそこにある


ちょっと地雷に触れる言葉を目にしただけで 簡単に枷が戻る

自分を抹殺しない限り この世では枷が外せないと悟る

ならば 苦しくても共存するしかない

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